シンボル玉入れ | 2023
鉄パイプ、籐、麻紐、白布、黒布、赤紐
サイズ可変

ーー宣誓。我々人間一同は、「羽ばたけシンボル!? 大空高く舞い上がれ!」のスローガンのもと、動物のシンボル性がいかに私たちの価値観や感情、そしてその動物との関わり方を大きく変えうるか再認識し、それによって生まれる華やかな一面と潜在的な危うさについて探求することを誓います。
ある動物「〇〇〇〇〇」のシンボル性について。兵庫県豊岡では、日本国内で一度野生絶滅した〇〇〇〇〇の野生復帰に成功した。駅周辺や通りのシャッターに描かれた〇〇〇〇〇のキャラクター、〇〇〇〇〇に関する商品、〇〇〇〇〇型のポスト、それらを〇〇〇〇〇本体よりもよく目にする。確かに〇〇〇〇〇は「豊岡のシンボル」であることがわかる。しかし、私はシンボルとシンボルにされた本体との距離について不思議な感覚を覚えた。〇〇〇〇〇は他にも「幸福のシンボル」や「人と自然の共生のシンボル」としても知られている。シンボルにされることで、本体とは少し関係のないところまで拡張していくようである。
「シンボル玉入れ」という特殊な玉入れを行った。〇〇〇〇〇を模した「シンボル玉」と、〇〇〇〇〇が生活する人工巣塔を模した「かごの塔」。これらの競技用具で玉入れを自由に行った。ただし、1つの条件を設けた。宣伝や本番の実況、会話の中では、こちらから「〇〇〇〇〇」という言葉を一切使わないこと。それは「豊岡のシンボル」や「幸福のシンボル」といった別の言葉で言い換えられた。あの不思議な感覚を味わってもらうためである。「シンボル玉入れ」という行為が新たなシンボルになることを目指している。















後半2枚| ©トモカネアヤカ/提供:豊岡演劇祭実行委員会







籠制作| 加藤かなる(自分堂)
始球式実況| 桂ぎん次郎
始球式ゲスト| コーちゃん(豊岡市マスコットキャラクター)
布提供| 水口商店、インテリア小西
写真提供| 安田高祐(コウノトリ高校生)
道具提供| もりめ食堂、おさらぎ
コーディネート| 井坂浩、酒井一途、小峠良太
シンボル玉づくり協力| 鈴木保子、小畑ひろゑ、西川尚美、沢田まゆみ、中川太陽、河村季依、筒井光代、金谷真子、原田和代、草川雅子、多田久子、高橋美佐江、戸田典子、谷渕喜久江、山下弘子、高橋窈子、山本徹、尾畑悦子、桂ぎん次郎、高橋美知子、高橋雅樹、堀内遥友、高橋陽子、平内勇也、祖上雪音、村尾初枝、岡田京子、高木通子、森陽菜、関岡順子、西崎美知子、今井則子、谷口道子、福田稔子、西川尚美、𠮷谷洋子
シンボル玉づくり会場| 豊岡地区コミュニティセンター、憩いの場みどりや、本町稲荷神社、魚屋会館、豊岡劇場