わあわあうさぎ狩り | 2025
木材、ペンキ、モニター、ミミクリーペット、土、メガホンスピーカー
サイズ可変
昭和20年代、京都市の街中にある明倫小学校(現・京都芸術センター)では、「うさぎ狩り」が学校行事のひとつとして行われていました。冬の寒い日、子どもたちは横一列に並び、「わあわあ」と声をあげながら山を登り、うさぎを網のほうへ追い込んでいったといいます。そんな話を卒業生の方から聞きました。当時小学生としてうさぎ狩りを経験した方を探し、詳しく話を聞いてまわりました。当時の「わあわあ」を声に出してもらいました。その叫びは、今聞くと少し怖く感じられるかもしれません。うさぎにとってもそうだったかもしれません。でも、その声には、無邪気さや高揚感、思い出深さも混ざります。「わあわあ」は、繰り返されます。おもちゃのうさぎやそれを聞いた子どもたちによって繰り返されます。
発表|京都芸術センター開設25周年記念事業「25」
協力|萬木寛次、大田垣英男、長谷川明、辻井健男、坂野博実、辻斉、正木敏明
音声|安井直子
書|吉居幸子
全体補助|村尾典雄、塩見千波