だんごむしとあそぶにんげんとあそぼ | 2024
ダンゴムシ、落ち葉、スイッチ、木材、ポリエステルシート、アクリル、ビデオ

相手のいる遊びについて考えてみます。一方が「楽しい」と感じていても、もう一方は「楽しくない」と感じるときがあります。これは、人間同士に限らず、動物など他の存在との関係でも同様に起こります。人間は、この「楽しい」や「楽しくない」といった感情を基準に行動を変えることがあります。特に子どもたちは、相手よりも自分の「楽しい」を優先するように感じます。それに対して、大人は「自分がされて嫌なことは他人にしてはいけないよ」と、相手の「楽しくない」に配慮するように教えます。本展示では、子どもたちの「楽しい」と「楽しくない」の音声を用いて、その感情を徹底的に強調しています。どこまで他者の「楽しい」を考慮すべきか、その度合いや相手の範囲について考えます。ダンゴムシ、子供、大人、人間、みんなで楽しく遊んだあとは、読経や線香をあげ、ダンゴムシの供養を行います。






















発表| 極楽あそび芸術祭
会場| 浄土宗應典院
協力| パドマ幼稚園